至治(読み)しち

精選版 日本国語大辞典 「至治」の意味・読み・例文・類語

し‐ち【至治】

〘名〙 この上なくよく天下が治まること。
信長記(1622)一上「王道なかばをとろへて四百有余年、専(もっぱら)廃亡に及て二百五十余年、つゐに至治(シチ)なし」
東潜夫論(1844)覇府上「兵革の災なきは万国に希れなる至治なり」 〔史記‐貨殖伝〕

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デジタル大辞泉 「至治」の意味・読み・例文・類語

し‐ち【至治】

天下がきわめてよく治まること。

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普及版 字通 「至治」の読み・字形・画数・意味

【至治】しち

よく治まる。〔書、君陳〕我聞くに曰く、至治の馨香(けいかう)は、を感せしむ。黍稷(しよしよく)馨(かんば)しきに非ず、惟(こ)れ馨しと。

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