舎利浜(読み)しやりはま

日本歴史地名大系 「舎利浜」の解説

舎利浜
しやりはま

[現在地名]今別町袰月

巨石・奇石が続くなかで、袰月ほろづき海岸は小石の海岸となり、美しい舎利石が拾えるのでこの名がある。「津軽一統志」の産貢に次のようにある。

<資料は省略されています>

ここを旅する人たちはこれを求めることに熱心であった。天明八年(一七八八)古川古松軒は「東遊雑記」に次のように記した。

<資料は省略されています>

寛政二年(一七九〇)の「北行日記」に「母衣月ほろづき家十四五軒、人家を出で三四丁の間の浜を舎利浜と号す、行人舎利石を拾ふて土産とす」とある。「東奥沿海日誌」に「此処浜形一湾をなして小石浜にして甚だ奇麗なり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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