今別町(読み)イマベツマチ

日本歴史地名大系 「今別町」の解説

今別町
いまべつまち

面積:一二四・八三平方キロ

津軽半島の北部の中央に位置し、東は平舘たいらだて村、南は蟹田かにた町、南西中山なかやま山地で北津軽郡市浦しうら村、西は三厩みんまや村に接し、北は津軽海峡に面する。東・南は山地で、今別川が楔状に北に向かって平野を作り、総耕地六一四ヘクタール、林野面積一万六〇一ヘクタールの農山漁村で、やませの影響により土地生産は低く、海産の昆布などで補ってきた。海岸沿いの国道二八〇号は旧松前街道で、今別は津軽海峡に面する中心集落として、藩政時代には町奉行も置かれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「今別町」の意味・わかりやすい解説

今別〔町〕
いまべつ

青森県北西部,津軽半島北端の町。 1955年今別村と一本木 (いっぽんぎ) 村が合体して町制。江戸時代には奉行所がおかれ,津軽藩が指定した津軽九浦の一つ。第2次世界大戦前はコンブ,ワカメ,ニシン漁が盛んであったが,養殖業転換。町域南部はヒバの美林地帯で,製材業が盛んである。青函トンネルの本州側入口にあたり,JR 津軽海峡線が通る。面積 125.27km2人口 2334(2020)。

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