舟木市村(読み)ふなきいちむら

日本歴史地名大系 「舟木市村」の解説

舟木市村
ふなきいちむら

[現在地名]楠町大字船木ふなきの一部

厚狭郡のほぼ中央に位置し、北は舟木、東は吉見よしみ棚井たない(現宇部市)、南と西は逢坂あいさかの各村に接する。村の北西部を有帆ありほ川が北東から南西に流れ、ほぼ中央を東西に山陽道が通る。町並はこの山陽道に沿って開け、本宿でもあった。萩藩領で舟木宰判に属するが、一村すべて厚狭毛利氏の給領地。

文明一二年(一四八〇)九月、この地を通った連歌師宗祇は「筑紫道記」に次のように記す。

<資料は省略されています>

近世後半まで舟木市は舟木村に含まれており、「地下上申」の舟木村の小村として名がみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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