般若村(読み)はんにやむら

日本歴史地名大系 「般若村」の解説

般若村
はんにやむら

[現在地名]小鹿野町般若

赤平あかびら川右岸の山間地に位置し、西は山嶺を境に伊豆沢いずさわ村、東は長留ながる川を境に長留村、南は贄川にえがわ(現荒川村)、北は赤平川を境に下小鹿野しもおがの村。近世初めは幕府領、寛文一一年(一六七一)常陸下館藩領となったが、天和二年(一六八二)幕府領に復する。明和二年(一七六五)旗本松平領となり、幕末に至ったと考えられる(「風土記稿」「郡村誌」「寛政重修諸家譜」など)。田園簿では高二八四石余・此永五六貫九三一文とある。「風土記稿」によれば、家数一六三、村内は「上中下三部ニ別レテ」名主も三人置かれていた。


般若村
はんにやむら

[現在地名]倉吉市般若

おか村の南西方、志村しむら川の支流般若川に沿う。拝領高は一〇二石余、本免四ツ八分。倉吉組士衣笠氏の給地があった(給人所付帳)。享保一九年(一七三四)の鈴木孫三郎所持本「伯耆誌」では高九七石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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