船に刻して剣を求む(読み)ふねにこくしてつるぎをもとむ

精選版 日本国語大辞典 「船に刻して剣を求む」の意味・読み・例文・類語

ふね【船】 に=刻(こく)して[=刻(きざ)みて]剣(つるぎ)を求(もと)

  1. ( 舟から川の中に剣を落とした者が、舟の流れ動くことを考えず、舟ばたに落ちた位置の印をつけて剣を捜そうとしたという「呂氏春秋‐察今」の故事による ) 時勢の移ることを知らず、いたずらに古いしきたりを守ることのたとえ。船端に刻を付けて刀を尋ねる。剣を落として船を刻む。刻舟(こくしゅう)。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「これは舟(フネ)に刻(キザミ)て剣(ケン)をもとむるの愚痴にあらずば、烏を鷺と云まどはす佞人なるべし」(出典翁問答(1650)下)

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