船内神社(読み)ふないじんじや

日本歴史地名大系 「船内神社」の解説

船内神社
ふないじんじや

[現在地名]倉吉市下古川

西屋敷にしやしきに鎮座する。旧村社。祭神猿田彦神など四柱。江戸時代は船井大明神・舟居大明神と称された。貞享(一六八四―八八)以降の成立とされる船内神社縁起写(綾女家蔵)によれば、山名時氏が古川沢ふるかわさわ付近の池で船遊をした際、当地内にあったお茶屋で休憩したと伝え、のちお茶屋が荒廃したので住民がその古木を使って一祠を建立、時氏を祀ったのに始まると伝える。下古川しもふるかわの民家の庭に駕籠石と伝える扁平な石があり、時氏が乗る駕籠を据えたという伝承がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android