船本村(読み)ふなもとむら

日本歴史地名大系 「船本村」の解説

船本村
ふなもとむら

[現在地名]山崎町船元ふなもと

揖保いぼ川の中流右岸に位置し、北は中広瀬なかびろせ村、西は下広瀬村。南の村は当村から分村したと考えられるが、各郷帳は船本村として一括して記載している。慶長国絵図に村名がみえる。領主変遷山崎村と同じ。正保郷帳では田方五二三石余・畠方六八石余。下村氏手控帳(下村家文書)によると、寛文―延宝(一六六一―八一)には高三四四石余、四ツ成高五〇六石余、田一四町七反余・畑六町余、小物成銀二匁余(茶役二匁余・楮役四分余)・桑役(真綿)六〇匁、家数三一・人数一六九、馬四・牛一八。宝暦―明和(一七五一―七二)の郷中古事録(織金家文書)では延享年間(一七四四―四八)の田一五町余・畑四町余、宝暦年間には家数三七・人数一三二、牛一四。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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