色入(読み)いろいり

精選版 日本国語大辞典 「色入」の意味・読み・例文・類語

いろ‐いり【色入】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 能楽に用いる装束、持ち物、大道具などで、その色彩多少とも赤色のはいっているもの。若い女性などを演ずる時に用いることが多い。⇔色無し
  3. 転じて、彩色が施されていること。また、そのもの。特に赤色についていう。
    1. [初出の実例]「舅が欲を止兼(とめかね)た紅粉絞の色入帷子(かたびら)」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 初出

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む