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色覚検査 しきかくけんさ

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知恵蔵2015の解説

色覚検査

文部科学省は学校保健法施行規則を改正、全国の小学校4年で実施していた色覚検査を2003年4月で廃止した。色覚異常日本人男性で4.5%、女性で0.2%いるが、多くは生活に支障がない。しかし1958年から学校検査に導入されたことで進学や就職の制限が広がり、高柳泰世眼科医や日本色覚差別撤廃の会などが、差別の元凶になっていると廃止を求めていた。色覚問題は80年12月、朝日新聞が良導絡治療を「まやかし療法」と批判したことなどから社会の関心を呼んだ。厚生労働省が2001年、就職時に義務付けられていた検査を廃止したのに続き、文科省が決断した。

(田辺功 朝日新聞記者 / 2007年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

色覚検査
しきかくけんさ

色覚異常を発見し、その種類や程度を判定する検査で、色覚検査表とアノマロスコープ、色相配列テストが多く使用されている。
 色覚検査表は、色覚異常を簡単に発見するためにつくられたもので、石原表、東京医大表、標準色覚検査表などの検査表が一般に使用されている。検査表はいずれも簡単に検査できることが特徴で、一定の色調・明度をもった色斑(しきはん)を文字や数字の形に配列し、その余地を種々の形、大きさ、色調、明度をもった色斑の数字で埋めたものである。ある種の色が判別しにくいかどうかを判定する。石原表は色覚異常のスクリーニング(選別)を、東京医大表は異常の種類を分類してその程度を判定する検査表であり、標準色覚検査表は分類をするためのものである。
 アノマロスコープは、スペクトルの混色を応用してつくられた器械で、ナーゲル式がもっとも一般に使用されている。
 色相配列テストは、表面に色斑の貼(は)られた円形のこまを色相順に並べていき、正規の配列順序と比較して、その誤りを記録用紙上に一つのパターンとして記載する検査法である。代表的なものとしてファーンズワース‐マンセルFarnsworth‐Munsellの100ヒューテスト(100‐hue test)、パネルD‐15テスト(Panel D‐15 test)、ランタンテスト(lantarn test)などがあり、先天色覚異常のほか眼疾患による後天性色覚異常の色覚検査に用いる。広範囲の弁別力を検査するのに便利で、視力の低下しているものにも検査できる利点がある。[太田安雄]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
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