日本歴史地名大系 「芝土手跡町」の解説 芝土手跡町しばどてあとちよう 東京都:港区旧芝区地区芝土手跡町[現在地名]港区芝大門(しばだいもん)二丁目新堀(しんぼり)川(古川・金杉川)北岸沿い、金杉(かなすぎ)橋と将監(しようげん)橋の間に位置する町屋。土手跡町・芝浜松町土手跡(しばはままつちようどてあと)町ともいう。片側町で、北は芝浜松町四丁目・同中(なか)門前三丁目・同片(かた)門前二丁目、東は金杉橋・湊(みなと)町、西は将監橋・増上寺境内酉蓮社。寛文七年(一六六七)八月金杉橋際に御多門を建設することとなり、芝浜松町四丁目・同中門前三丁目・同片門前二丁目の都合三ヵ町の南側、川岸の地所が召上げられ土手が築かれた。翌年御多門建設は中止となり、土手も貞享二年(一六八五)八月に取払われた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報