芝打(読み)しばうち

精選版 日本国語大辞典 「芝打」の意味・読み・例文・類語

しば‐うち【芝打】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物の端が垂れ下がって地面に触れること。また、そのもの。芝摺
  3. 布陣のときなどに張る幔幕の裾の部分。沓幅(くつの)
    1. [初出の実例]「幕之野は五つ。〈略〉下の野は踏の野と云。〈芝打とも云。地付野共云〉布はば一尺二寸」(出典:兵具雑記并幕星呪(1390‐1428頃か)鎧直垂仕立事)
  4. (しりがい)の総(ふさ)
  5. 草摺(くさずり)行縢(むかばき)などの下端
    1. [初出の実例]「冠(かんむり)の板より芝打迄金具に打たる忍ぶ草」(出典浄瑠璃・本朝三国志(1719)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android