芥川文(読み)アクタガワ フミ

20世紀日本人名事典 「芥川文」の解説

芥川 文
アクタガワ フミ

大正・昭和期の女性 芥川龍之介の妻。



生年
明治32(1899)年(?)

没年
昭和43(1968)年9月11日

出生地
東京

旧姓(旧名)
塚本

経歴
大正7年芥川龍之介と結婚長男・比呂志、二男・多加志、三男・也寸志をもうける。昭和2年7月龍之介は服毒自殺した。著書に「追想 芥川龍之介」がある。平成5年芥川が晩年かかわりあった平松ます子との書簡が発見され、芥川の死後、2人の女性の間に“奇しき友情”があったことが明らかになった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「芥川文」の解説

芥川文 あくたがわ-ふみ

1900-1968 大正-昭和時代前期,芥川竜之介の妻。
明治33年8月4日生まれ。夫の東京府立第三中学時代の同級生山本喜誉司の姪(めい)。大正5年婚約し,7年19歳で結婚。昭和2年夫が自殺したあと,比呂志,多加志,也寸志の3人をそだてた。昭和43年9月11日死去。68歳。東京出身。跡見女学校卒。旧姓は塚本。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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