芭蕉翁行状記(読み)バショウオウギョウジョウキ

デジタル大辞泉 「芭蕉翁行状記」の意味・読み・例文・類語

ばしょうおうぎょうじょうき〔バセウヲウギヤウジヤウキ〕【芭蕉翁行状記】

伝記。1冊。八十村路通やそむらろつう編。元禄8年(1695)刊。松尾芭蕉略歴最後の旅の模様終焉しゅうえん追憶などを記し、追善連句追悼発句などを添えたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「芭蕉翁行状記」の意味・読み・例文・類語

ばしょうおうぎょうじょうきバセウヲウギャウジャウキ【芭蕉翁行状記】

  1. 伝記。一冊八十村路通著。元祿七年(一六九四成立、翌八年刊。松尾芭蕉の略歴・最後の旅と臨終葬送遺言法事などを記し、追善の連句、各地から寄せられた追悼の発句を添えた書。

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世界大百科事典(旧版)内の芭蕉翁行状記の言及

【路通】より

…91年ころから,師弟の信義を欠くなどの理由で,同門間の反感を買い,芭蕉の勘気をもこうむった。のち臨終の床にある芭蕉から許しを得,それに感じて追善集《芭蕉翁行状記》を編んだ。〈鳥どもも寝入ってゐるか余吾の海〉(《猿蓑》)の句は〈細みあり〉と芭蕉に激賞された。…

※「芭蕉翁行状記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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