花は桜木人は武士(読み)ハナハサクラギヒトハブシ

デジタル大辞泉 「花は桜木人は武士」の意味・読み・例文・類語

はな桜木さくらぎひと武士ぶし

花では桜が第一であるように、人では潔い武士が第一であるということ。

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精選版 日本国語大辞典 「花は桜木人は武士」の意味・読み・例文・類語

はな【花】 は=桜木(さくらぎ)[=桜(さくら)に]人(ひと)は武士(ぶし)

  1. 花では桜がすぐれており、人では武士がすぐれている。
    1. [初出の実例]「花は桜木人は武士と申せども、いっかないっかな武士も及ばぬ御所存」(出典:浄瑠璃・仮名手本忠臣蔵(1748)一〇)

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ことわざを知る辞典 「花は桜木人は武士」の解説

花は桜木人は武士

花では桜がすぐれており、人では武士がすぐれている。

[使用例] 士は今日階級としてはない、昔のごとく「花は桜木、人は武士」と謳った時代は過ぎ去って、武士を理想あるいは標準とする道徳もこれまた時世遅れであろう[新渡戸稲造*平民道|1919]

[解説] 桜の開花時の華やかさと散り際の潔さを高く評価する日本人の美意識は、武家台頭背景とするものでした。

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