花種(読み)かしゅ

精選版 日本国語大辞典 「花種」の意味・読み・例文・類語

か‐しゅ クヮ‥【花種】

〘名〙 世阿彌の能楽論中の用語芸風中心。芸のうちで最も大切なもの。
三道(1423)「仍(よって)、幽玄の花種を本風として、能を作書すべし」

はな‐だね【花種】

〘名〙 花の種子。《季・春》
春嵐(1957)〈石田波郷三色菫「花種買ふ運河かがよひをりしかば」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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