春嵐(読み)ハルアラシ

精選版 日本国語大辞典 「春嵐」の意味・読み・例文・類語

はる‐あらし【春嵐】

  1. 〘 名詞 〙 二月から三月にかけて吹くはげしい風。春荒れ。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「春あらし樹木の光りて塀のうへにくだれる鴉啼かざりにけり」(出典:林泉集(1916)〈中村憲吉〉春の鴉)

しゅん‐らん【春嵐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 春に吹くあらし。
  3. 春、山野にかかるもや。〔韋応物‐西郊遊宴詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の春嵐の言及

【風】より

…一般には地球上における水平な空気の流れをさして風といっているが,地球以外の惑星大気の動きも同じく風と呼んでいる。また,太陽から放出されるプラズマの流れを太陽風という。なお上向きや下向きの空気の流れは気流と呼んで一般に風とは区別している。風はベクトル量であるから,ふつう風向と風速の二つの量で示されるが,気象学の分野で理論的な取扱いをするときは,東西成分と南北成分に分けて考えることが多い。風向は風の吹いてくる方向をさし,例えば北東から吹いてくる風は北東の風という。…

【日本列島】より

…春一番の吹く平均日は,佐賀で2月21日,東京では2月22日ごろである。 春あらし主として発達した日本海低気圧がもたらす春先の南ないし西よりの強風をいい,雨を伴うこともある。春一番,花あらしなどという風は春あらしである。…

※「春嵐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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