ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「花道論」の意味・わかりやすい解説 花道論はなみちろん 内閣の交代や存続を正当化する理由として現内閣が重視する施策の実現がしばしば当事者によって唱えられるが,そのような内閣の施策。それを花道にして内閣は交代すべきである,あるいは,それが実現するまでは内閣は存続すべきであるという形で使用される。花道とはもともと歌舞伎で役者が舞台に出入りするために,見物席の間に設けられた狭い通路を指す言葉であるが,それを首相の退陣に転用したものである。そして具体的には,鳩山内閣の日ソ国交回復,佐藤内閣の沖縄返還,中曽根内閣の国鉄分割・民営化などがそれである。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by