芳朝寺(読み)ほうちようじ

日本歴史地名大系 「芳朝寺」の解説

芳朝寺
ほうちようじ

[現在地名]南那須町森田

森田もりた南東あら川右岸森田城跡の北麓にあり、大雲山光隆院と号し曹洞宗本尊聖観音。元暦年間(一一八四―八五)森田城主森田光隆の開基開山は松厳舜貞、寺名は光隆の法名、大雲芳朝居士にちなむといい、一説には永禄二年(一五五九)による開山ともいわれる。近世に入り領主旗本大田原氏代々の菩提所となった。かつては石原と称する所(字寺中の辺り)にあったが、元禄一六年(一七〇三)大田原清勝・八世知門の代に現在地に移された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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