芳潤(読み)ホウジュン

デジタル大辞泉 「芳潤」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じゅん〔ハウ‐〕【芳潤】

[名・形動ナリ]香り高くうるおいのあること。また、そのさま。
「文は漢魏の―にくちすすいで」〈太平記一二

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「芳潤」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じゅんハウ‥【芳潤】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) かおりが高く、うるおいのあること。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「疑是雨師知聖意、甘滋芳潤灑羈情」(出典文華秀麗集(818)上・春日対雨〈王孝廉〉)
    2. 「文は漢魏の芳潤(ハウジュン)に漱いて万巻書を諳じ給ひしかば」(出典:太平記(14C後)一二)
    3. [その他の文献]〔陸機‐文賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「芳潤」の読み・字形・画数・意味

【芳潤】ほうじゆん

かぐわしい。

字通「芳」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android