苔の袂(読み)コケノタモト

デジタル大辞泉 「苔の袂」の意味・読み・例文・類語

こけ‐の‐たもと【×苔の×袂】

僧・隠者などの着る衣。こけのそで。
美麗好みて宝をつひやし、これを捨てて―にやつれ」〈徒然・一七二〉

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精選版 日本国語大辞典 「苔の袂」の意味・読み・例文・類語

こけ【苔】 の 袂(たもと)

  1. ( 苔の衣の袂の意 ) 僧侶隠遁者衣服の袂。また、その衣服。
    1. [初出の実例]「みな人は花の衣になりぬなりこけのたもとよかわきだにせよ〈遍昭〉」(出典:古今和歌集(905‐914)哀傷・八四七)

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