苛察(読み)カサツ

デジタル大辞泉 「苛察」の意味・読み・例文・類語

か‐さつ【苛察】

[名・形動]細かい点にまで立ち入って、厳しく詮索せんさくすること。また、そのさま。
「物の大体を見る事においては…とかく―に傾きたがる男で」〈鴎外阿部一族

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精選版 日本国語大辞典 「苛察」の意味・読み・例文・類語

か‐さつ【苛察】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 細部にまで立ち入って厳しく詮索(せんさく)すること。また、そのようなさま。苛酷な観察
    1. [初出の実例]「法を奉ずる人人、務めて苛察を以て相尚び」(出典:随筆・折たく柴の記(1716頃)中)
    2. [その他の文献]〔荘子‐天下〕

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普及版 字通 「苛察」の読み・字形・画数・意味

【苛察】かさつ

微細なことまでしらべる。〔荘子天下君子は苛察を爲さず。身を以て物に假らず。

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