若伊香保神社(読み)わかいかほじんじや

日本歴史地名大系 「若伊香保神社」の解説

若伊香保神社
わかいかほじんじや

[現在地名]渋川市有馬 宮前

泰叟たいそう寺境内西部の山腹に鎮座する。祭神は大己貴命・建御名方命。旧村社。「三代実録」貞観五年(八六三)一〇月七日条に神名がみえ、正六位上から従五位下に昇叙している。元慶三年(八七九)閏一〇月四日従五位上、同四年一〇月一四日には正五位上に昇叙した(同書)。赤木文庫本「神道集」の「上野国九ヶ所大明神事」「上野国第三宮伊香保大明神事」などには物語の舞台としての有馬ありまの地がみえ、若伊香保神も登場するので、当社の地位の高かったことが推測される。上野三宮伊香保大明神と同神名を有することから、伊香保大明神を祭祀していた豪族と同一の豪族によって祀られていたと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む