若杉末雪(読み)ワカスギ スエユキ

20世紀日本人名事典 「若杉末雪」の解説

若杉 末雪
ワカスギ スエユキ

昭和期の実業家 三井物産社長。



生年
明治36(1903)年2月22日

没年
昭和48(1973)年5月10日

出生地
長崎県

学歴〔年〕
長崎高商(現・長崎大学経済学部)〔大正14年〕卒

経歴
三井物産に入社し、大正15年ジャワ支店、昭和10年ニューヨーク支店などに勤務。22年GHQの命令で三井物産が解体されたため大洋に転じ、第一物産を経て、36年三井物産(34年旧三井物産系商社の大合同で成立)常務となる。38年北米監督兼ニューヨーク支店長、41年現地法人化に伴い米国三井物産社長、44年本社社長に就任。同年発足の三井石油開発の推進者でもあり、46年イラン石油化学開発を設立。47年日中貿易4条件を受け入れ、対中国貿易に乗り出した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「若杉末雪」の解説

若杉末雪 わかすぎ-すえゆき

1903-1973 昭和時代経営者
明治36年2月22日生まれ。三井物産にはいり,ニューヨーク支店などに勤務。戦後,常務,米国三井物産社長をへて,昭和44年本社社長となる。昭和48年5月10日死去。70歳。長崎県出身。長崎高商(現長崎大)卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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