英美子(読み)ハナブサ ヨシコ

20世紀日本人名事典 「英美子」の解説

英 美子
ハナブサ ヨシコ

大正・昭和期の詩人



生年
明治25(1892)年7月1日

没年
昭和58(1983)年3月15日

出生地
静岡県静岡市

本名
中林 文子(ナカバヤシ フミコ)

学歴〔年〕
静岡高女卒,和仏英女子高等学校仏文専科卒,アテネ・フランセ中退

経歴
昭和初期、読売新聞社の社会部、婦人部記者として勤務。詩は大正10年西條八十の「白孔雀同人としてスタート。のち「日本詩人」「詩神」「詩之家」に寄稿、同人誌「角笛主宰戦後は「日本未来派」同人、「詩と音楽の会」会員として活躍。女流現代詩人の最長老として知られ、主な作品に「春の顔」「東洋の春」「英美子詩集」「授乳考」など。代表的詩集「アンドロメダ牧場」は、56年マドリードでスペイン語版が出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「英美子」の解説

英美子 はなぶさ-よしこ

1892-1983 大正-昭和時代の詩人。
明治25年7月1日生まれ。大正10年から西条八十(やそ)に師事し,「白孔雀(しろくじゃく)」同人。14年第1詩集「白橋の上に」を発表。「日本詩人」「詩之家」などに作品をよせる。戦後は「日本未来派」同人。ほかに詩集「Andromedaの牧場」「授乳考」など。昭和58年3月15日死去。90歳。静岡県出身。和仏英女学校卒。本名は中林文。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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