日本歴史地名大系 「茂庭街道」の解説 茂庭街道もにわかいどう 山形県：米沢市茂庭街道米沢城下と茂庭村（現福島市）を結ぶ街道。米沢と福島を結ぶ板谷街道の脇街道で、本来は在郷の農民の通る間道であったが、江戸時代中期頃には一般の通行にも利用された。正保二年（一六四五）の清帳（市立米沢図書館蔵）には和田（わだ）道とみえ、当時は上和田村（現東置賜郡高畠町）までの道であったようである。上和田村から東に延び豪士（ごうし）峠越で茂庭に至る道は、正保二年以後に開通したと考えられる。米沢城下花沢（はなざわ）八町から川井（かわい）村・長手（ながて）村を経て、佐沢（さざわ）村・馬頭（ばとう）村（現高畠町）を通り、中和田村（現同上）から上和田村へ入った。川井村以下は幕府領屋代（やしろ）郷であったので、藩領との境に米沢藩番所が置かれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
