栃木県北東部、那須郡(なすぐん)にあった旧町名(馬頭町(まち))。現在は那須郡那珂川町(なかがわまち)の東部を占める地域。茨城県と境する八溝(やみぞ)山地の農山村。1891年(明治24)武茂(むも)村が馬頭村と改称して町制施行。1954年(昭和29)武茂(西武茂村が改称)、大山田、大内の3村と合併。2005年(平成17)小川町(おがわまち)と合併して那珂川町となる。国道293号、461号が通じる。旧町域の中心は、那珂(なか)川の支流武茂川の段丘上に位置する馬頭で、鎌倉時代にその北方に宇都宮氏の武茂城が置かれて以来の中心町である。交通環境は悪く、工業化も遅れ、人口も停滞している。産業の中心は農業で、タバコ、コンニャクが盛んであったが、近年は減少した。かわって園芸農業と水稲作および低山での林業を組み合わせて行われ、さらに酪農、養豚も盛んである。伝統的な窯業として小砂焼(こいさごやき)が有名。
[櫻井明久]
『『馬頭町郷土誌』(1968・馬頭町)』▽『『馬頭町史』(1990・馬頭町)』
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