茗渓(読み)メイケイ

デジタル大辞泉 「茗渓」の意味・読み・例文・類語

めい‐けい【茗渓】

《「茗」は茶の意》東京都文京区湯島付近を流れる神田川お茶の水)の雅称

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精選版 日本国語大辞典 「茗渓」の意味・読み・例文・類語

めい‐けい【茗渓】

  1. ( 「茗」は茶の意 )
  2. [ 一 ] 東京都千代田区神田駿河台と文京区湯島の間を流れる神田川(お茶の水)の雅称。
    1. [初出の実例]「人をして茗渓(メイケイ)とか小赤壁とか云はしめたお茶の水のほとり」(出典冷笑(1909‐10)〈永井荷風〉一四)
  3. [ 二 ] ( もと[ 一 ]近くにあったところから ) 東京高等師範学校東京文理科大学、その後身の東京教育大学、筑波大学などをいう。
    1. [初出の実例]「同じ流れの茗渓出にてもあり、且つは別懇の間柄なれば」(出典:日本‐明治三九年(1906)一月三日)

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世界大百科事典(旧版)内の茗渓の言及

【御茶ノ水】より

…古くから茶をたてるのに良い水が出るため,この地名が出たとされている。本郷湯島台と神田駿河台とを分かつ掘割(神田川)は茗渓(めいけい)または仙台堀とも呼ばれ,江戸初期に江戸城防衛のための外堀の一部としてつくられた人工河川で,1660年(万治3)拡張されて船の通行が可能になった。掘割にはアーチ式の聖(ひじり)橋とラーメン式のお茶の水橋が架かり,近くに湯島聖堂(史),ニコライ堂がそびえる。…

※「茗渓」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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