筑波大学(読み)つくばだいがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

筑波大学
つくばだいがく

国立の総合大学。1973年東京教育大学筑波研究学園都市への移転を契機にして創立された,日本最初の新構想大学。開かれた大学を目指し,教育と研究の組織的な分離,学部を廃して全学的に自治管理を行なう新しい大学自治を特色とした。学部の代わりに学群,学科の代わりに学類を設け,第一学群,医学専門学群,体育専門学群をもって開学。1975年第二学群と芸術専門学群を,1977年第三学群を増設。2002年図書館情報大学との統合に伴い図書館情報専門学群を新設。2007年学群を改組・再編し,人文・文化学群,社会・国際学群,人間学群,生命環境学群,理工学群,情報学群,医学群を開設。1975年大学院を設置。付属病院,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校などを併設。本部所在地は茨城県つくば市

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デジタル大辞泉の解説

つくば‐だいがく【筑波大学】

茨城県つくば市にある国立大学法人。昭和48年(1973)東京教育大学を母体とし、筑波研究学園都市への移転を契機に、新たに筑波大学として発足。平成14年(2002)図書館情報大学を統合し図書館情報専門学群を設置。平成16年(2004)国立大学法人となる。→東京教育大学

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百科事典マイペディアの解説

筑波大学【つくばだいがく】

茨城県つくば市にある国立大学。1974年開校。東京教育大学(1978年廃校)の移転という形で新構想の下に設立。設立をめぐって,大学の理念,制度の改廃といった争点で激しい論争が展開された。従来の学部・講座制等を廃し,6学群13学類を中心に構成。2002年図書館情報大学の統合にともない,新たに図書館情報専門学群が加わり,7学群15学類となった。2004年4月より国立大学法人へ移行。2007年学郡の改組・再編に伴い,9学群23学類となった。大学院,各種センター,付属病院,付属学校等を設置。
→関連項目学部講座制筑波研究学園都市

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世界大百科事典 第2版の解説

つくばだいがく【筑波大学】

茨城県新治郡の筑波研究学園都市にある国立総合大学。1960年代前半からの東京教育大学(1978閉学)の移転問題に発し,推進派と反対派の学内外の長期の抗争・対立を経て,73年学校教育法,国立学校設置法などを改定して設置された。開かれた新構想の大学をめざし,副学長制や参与会制度の導入による管理運営機構の中枢化,学部を置かず学群・学系制度による教育と研究の組織的分離などを実現したが,それは同時に大学の理念や制度改革をめぐる厳しい対決点をもはらんでいた。

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大辞林 第三版の解説

つくばだいがく【筑波大学】

国立大学の一。東京高等師範学校、大学令による東京文理科大学などを前身とする東京教育大学を母体として、1973年(昭和48)創設。新しい大学構想に基づき、従来の学部・学科・研究所に代わり、教育組織としての学群、研究組織としての学系を設置。2002年(平成14)図書館情報大学と統合。本部はつくば市。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

筑波大学
つくばだいがく

国立大学法人。1973年(昭和48)筑波研究学園都市の中核機関として、東京教育大学を母体に発展的に創設された新構想の大学。2002年(平成14)10月図書館情報大学と統合。伝統的な大学組織としての学部・学科を廃し、学生の教育組織としての「学群・学類」、教員の研究組織としての「学系」を設け、教育と研究の機能分化を図っている。学生の所属する学群には、第一学群(人文学類、社会学類、自然学類)、第二学群(比較文化学類、日本語・日本文化学類、人間学類、生物学類、生物資源学類)、第三学群(社会工学類、国際総合学類、情報学類、工学システム学類、工学基礎学類)、医学専門学群、体育専門学群、芸術専門学群、図書館情報専門学群の7学群があった。2007年第一学群・第二学群・第三学群、医学専門学群、図書館情報専門学群を改組し、人文・文化学群、社会・国際学群、人間学群、生命環境学群、理工学群、情報学群、医学群を設置。第一・第二・第三学群、図書館情報専門学群は学生募集を停止した。
 教員の所属する学系には、28学系(哲学・思想学、歴史・人類学、文芸・言語学、現代語・現代文化学、教育学、心理学、心身障害学、社会科学、社会工学、生物科学、農林学、農林工学、応用生物化学、数学、物理学、化学、地球科学、物理工学、物質工学、機能工学、電子・情報工学、体育科学、芸術学、基礎医学、臨床医学、社会医学、看護科学、図書館情報学)がある。大学院には専門職業人の養成を目的とするビジネス科学研究科、図書館情報メディア研究科などをはじめ、8研究科が設置されている。また学内には教育研究上のサービス提供を目的に、外国語センター、農林技術センター、生命領域学際研究センター、学術情報メディアセンターなど27の教育研究施設が設けられている。
 大学の管理運営面でも副学長制(教育、研究、学生生活、財務、組織、総務担当)を導入したり、従来の教授会にかわる学群、学系別の教員会議を置いたりなど、新しい試みを実施している。国際交流、大学開放などにも力を入れ、また早くから入学者選抜に推薦制を取り入れている。2004年4月、国立大学法人法の施行に伴い、国立大学法人となる。所在地は茨城県つくば市天王台1-1-1ほか。[馬越 徹]
『筑波大学十年史研究会編『筑波大学十年 その成果と課題』(1983・共栄出版) ▽筑波大学編・刊『筑波大学十年史』(1984)』

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事典 日本の大学ブランド商品の解説

筑波大学

[国立、茨城県つくば市]
[設置者]国立大学法人 筑波大学
[沿革・歴史]1899(明治32)年、東京帝国大学農科大学農業教員養成所を設立。1937(昭和12)年、東京農業教育専門学校と改称。1949(昭和24)年、東京教育大学と改称。1952(昭和27)年、東京高等師範学校を統合。1953(昭和28)年、東京文理科大学を統合。1973(昭和48)年10月、筑波大学を設置。1978(昭和53)年3月、東京教育大学を閉学。2002(平成14)年10月、図書館情報大学と統合。2004(平成16)年4月、国立大学法人筑波大学となる。
[キャンパス]筑波キャンパス(つくば市)/東京キャンパス大塚地区(東京都文京区)/東京キャンパス秋葉原地区(東京都千代田区)
[マーク類]校章「五三の桐葉型」は、1903(明治36)年に改定された東京高等師範学校生徒徽章に始まるもので、1949(昭和24)年製作の東京教育大学学生バッジにも受け継がれた。1974(昭和49)年、東京教育大学の伝統を引き継ぎ、筑波大学でも校章を桐の葉とすることが了承された。2008(平成20)年8月ならびに2009(平成21)年10月、商標登録済(第5158364号・第5270491号)。
[ブランド一覧]
がまじゃんぱー | 桐飴 | 桐の華 | ちゅーりっぷさん | ツクルクルッ | HAL | ラグビー部キューピーストラップ | 筑波大学オリジナルグッズ(衣料品) | 筑波大学オリジナルグッズ(雑貨) | 筑波大学オリジナルグッズ(文房具)
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世界大百科事典内の筑波大学の言及

【大学】より

…世界各国の大学のうち,とくに1960年代以後につくられた〈新大学〉では,専門分野の伝統的な区分を排して,境界領域,複合領域,総合領域に即した大学の教育・研究組織をとり入れる試みがひんぱんにみられる。日本で74年に設置された筑波大学が学部制・講座制を廃止して,新しい学系・学群制をとったことなどもその一例である。現代学問体系に即応して大学の内部編成を変えていく試みは,今後の大学改革のなかで,広がっていくものとみられるが,大学の自治,研究成果,教育効果の面でどのような事態を生むかは,にわかに予測することはできない。…

【東京教育大学】より

…日本最初の師範学校を母体に1949年新制国立大学として東京都文京区大塚に発足したが,73年の筑波大学の創設にともない,78年に廃校となった。1872年(明治5)東京湯島昌平黌に師範学校として開校(後に大塚に移転),英米の教授法を導入して小学校教員の模範的養成にあたった。…

※「筑波大学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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