別懇(読み)ベッコン

デジタル大辞泉 「別懇」の意味・読み・例文・類語

べっ‐こん【別懇】

[名・形動]特に懇意なこと。また、そのさま。昵懇じっこん
貴方とは親御の時分から―にした事だから」〈円朝怪談牡丹灯籠
[類語]近い緊密接近密接親近近接不可分濃い切っても切れないファミリアフレンドリーアットホームドメスティック家庭的打ち解ける解け合う馴染む親しむ水いらず親しい近しい心安い気安いむつまじい親密懇意昵懇じっこん懇親ねんご親愛和気藹藹あいあい仲良し気が置けない人なつこい取っ付きやすい懐こい如才ない調子がいい馴染み深いつうつうつうかあ息が合う反りが合う反り馬が合う気が合う肌が合う琴瑟きんしつ相和す打てば響く意気投合心を通わす心が通う胸襟を開く腹を割る心を開く心を許す気を許す肝胆相照らす心を交わす心を以て心に伝うなれなれしい

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精選版 日本国語大辞典 「別懇」の意味・読み・例文・類語

べっ‐こん【別懇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 特に懇意であること。特に親しく心やすいさま。昵懇(じっこん)
    1. [初出の実例]「別魂(ヘッコン)のつれ一人などは、有たるもくるしからず」(出典評判記色道大鏡(1678)二)

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