茶味(読み)チャミ

デジタル大辞泉 「茶味」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐み【茶味】

たてた茶の味。また、茶道の味わい。
風雅なおもむき。「茶味のあるもてなし」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茶味」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐み【茶味】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たてた抹茶の味わいをいう。また、茶の湯の味わい。
    1. [初出の実例]「禅に趙州の茶味をあぢはひ、三寸の舌頭に天外を動し」(出典:俳諧・はりまあんご(1789)序)
  3. 風雅なおもむきのあること。
    1. [初出の実例]「頗る凝った茶味(チャミ)津々たるもの」(出典:東京年中行事(1911)〈若月紫蘭〉九月暦)
  4. 酒席にはべって三味線をひく女。
    1. [初出の実例]「おしゃくも、お茶味(チャミ)も、脱走してしまったぜ」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉四)

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