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茶屋小四郎 ちゃや こしろう

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

茶屋小四郎 ちゃや-こしろう

1593-1633 江戸時代前期の商人。
文禄(ぶんろく)2年生まれ。初代茶屋四郎次郎の4男。徳川家康の命で和歌山藩主徳川頼宣(よりのぶ)につかえ,藩の呉服師となり,紀州一ヵ国貢納金改め包方をつとめ,紀州茶屋を名のった。寛永10年8月9日死去。41歳。本姓は中島。名は宗清。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

茶屋小四郎

没年:寛永10.8.9(1633.9.12)
生年:文禄2(1593)
江戸初期の紀州茶屋の祖。徳川家康の側近でもあった茶屋四郎次郎清延の4男(2男との説あり)。慶長10(1605)年13歳のとき,家康に初御目見え。大坂冬の陣には和睦の内使後藤庄三郎光次の介添えとして城内に入る。夏の陣には,井伊直孝の軍勢に加わり,兄四郎次郎清忠の危急を救い,敵の首級を挙げる。元和1(1615)年家康の10男頼宣の御付きとなり,官服御召御用を勤める。剃髪後宗清を名乗る。元和5(1619)年頼宣の紀州入国とともに,和歌山に移り,紀州1カ国貢納金改め包方を勤める。紀州茶屋家はここに始まり,子孫は代々小四郎を通称とし,剃髪しては宗味,宗理,宗有,宗里などと名乗り,幕末に至る。久しく,将軍家紀州徳川家の呉服師,藩の家中の俸給金包方渡し方御音信金銀包方の役を果たす。延宝6(1678)年の藩札発行には熊野屋彦太郎と共に札元,元禄15(1702)年,享保15(1730)年の藩札発行には単独で札元となる。が,天保期に発行される藩札の札元としてはその名を表さない。藩の銀札方役所,松坂御為替組,三井組,それに両組の添印付の銀札会所の名義が代わって表れる。天保6(1835)年,茶屋封所に代え,新たに藩は和歌山卜半町に銀札引替所を設けると触れる。その地位の衰退をうかがわせる。紀州茶屋家の関連史料が,現在極めて乏しいのは,こうした事情によるものであろう。<参考文献>堀内信編『南紀徳川史』(第7冊),藤田貞一郎『紀州藩における藩札の史料収集と研究』

(藤田貞一郎)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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