茶漬屋(読み)チャヅケヤ

デジタル大辞泉 「茶漬屋」の意味・読み・例文・類語

ちゃづけ‐や【茶漬(け)屋】

茶漬けを食べさせる店。
手軽な食事をさせる店。小料理屋

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精選版 日本国語大辞典 「茶漬屋」の意味・読み・例文・類語

ちゃづけ‐や【茶漬屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 茶漬を食べさせる店。茶漬店。
    1. [初出の実例]「杓子を定規茶漬屋の盛加減」(出典:雑俳・柳多留‐一〇四(1828))
  3. 簡易な料理屋安値割烹(かっぼう)店。茶漬店。
    1. [初出の実例]「三度が三度、茶漬屋(チャヅケヤ)へも行かれまい」(出典:歌舞伎・四天王楓江戸粧(1804)二番目)

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世界大百科事典(旧版)内の茶漬屋の言及

【茶漬】より

…冷たい残り飯に熱い茶をかけ,ありあわせのものを菜とする簡便な食事法として定着した。一方,江戸後期になって各地に手軽な食事をさせる茶漬屋が盛んになった。江戸では安永(1772‐81)の初め浅草並木町に〈海道茶漬〉,天明(1781‐89)に入って下谷大恩寺前町に〈七色(なないろ)茶漬〉を称する店ができた。…

※「茶漬屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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