草の陰(読み)クサノカゲ

デジタル大辞泉 「草の陰」の意味・読み・例文・類語

くさ‐の‐かげ【草の陰】

草葉の陰」に同じ。
「―こけの下にもよそに見ば我ゆゑなほや露こぼるらん」〈新千載哀傷歌

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精選版 日本国語大辞典 「草の陰」の意味・読み・例文・類語

くさ【草】 の 陰(かげ)

  1. くさかげ(草陰)
    1. [初出の実例]「草の陰(カゲ)より生(いき)出て、助りけるこそ不思議なれ」(出典太平記(14C後)三二)
  2. くさば(草葉)の陰
    1. [初出の実例]「亡者にいとま申しつつ、泣く泣くそこをぞ立たれける。草の陰にても余波(なごり)惜しうや思はれけむ」(出典:平家物語(13C前)三)

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