草加中村(読み)くさかなかむら

日本歴史地名大系 「草加中村」の解説

草加中村
くさかなかむら

[現在地名]一宮町草香くさか

草加北村南西にある。ほぼ中央を山田やまだ川が北西へ流れ、川の両側傾斜のきつい丘陵となっている。川沿いを西浦にしうらから鮎原あいはら(現五色町)方面への道が通る。貞応二年(一二二三)の淡路国大田文にみえる山田保のうちの「草加」の中心部とみられる。正保国絵図に草加中村とみえ、高三三〇石余。天保郷帳では高四六六石余。反別戸数取調書によると反別三五町五反余、高五六四石余、うち四四六石余を家老職池田登ら九人の給人が知行し、蔵入高は一一九石余、ほかに八幡社領として一石余があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android