日本歴史地名大系 「草薙村」の解説 草薙村くさなぎむら 静岡県:清水市旧有渡郡地区草薙村[現在地名]清水市草薙・草薙北(くさなぎきた)・草薙一里山(くさなぎいちりやま)・草薙一―三丁目・草薙杉道(くさなぎすぎみち)一―三丁目・谷田(やだ)馬走(まばせ)村の南西、有度山(うどさん)丘陵の北麓、草薙川下流部に集落の大部分があり、集落周辺と草薙川沿いに田畑がある。上流部は有度山頂に続き採薪・採草地。天文五年(一五三六)一〇月二五日の今川義元判物(平沢寺文書)に「草薙」とみえ、平沢(へいたく)寺(現静岡市)長信に安堵された寺領等のなかに当地の供僧田屋敷があった。永禄一三年(一五七〇)二月二二日同寺妙楽坊に安堵された所領のなかに土屋貞綱が知行していた当地の三貫文の供僧田がある(「武田信玄判物」同文書)。天正三年(一五七五)二月一日には草薙郷の八貫五〇〇文の地が今川氏旧臣四宮与六に与えられている(「武田家朱印状」矢島文書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by