…また江戸時代の国学者の中には,契沖の学問をついで万葉仮名の用法を詳しく調査し,従来知られていなかった万葉仮名使用上の区別が奈良時代の文献にあることを明らかにし,万葉仮名によって擬古文を記すときの規範にすべきだと考えたものがある。石塚竜麿の《仮字遣奥山路(かなづかいおくのやまみち)》,草鹿砥宣隆(くさかどのぶたか)の《古言別音鈔(こげんべつおんしよう)》,奥村栄実の《古言衣延弁(こげんええべん)》などがそれである。しかし,これは世間に一般的な影響を与えるほどには広まらなかった。…
※「草鹿砥宣隆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
顔や四肢に特有の紅斑がみられる疾患で,伝染性紅斑の俗称。パルボウイルスの感染によって年長幼児,低学年児童に好発し,乳児や成人には少ない。1〜2週間の潜伏期ののち突然発疹が出る。発疹は両ほおに対称的に生...