荒場(読み)あれば

精選版 日本国語大辞典 「荒場」の意味・読み・例文・類語

あれ‐ば【荒場】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 歌舞伎や操り芝居で、なぐり合い、または、斬り合いなどの場面。修羅場(しゅらば)
    1. [初出の実例]「菅原のあれ場をかたるざくろ口」(出典:雑俳・柳多留‐一〇四(1828))
  3. 荒廃した農地年貢を徴収することのできない荒地をいう。
    1. [初出の実例]「元来のあれ場を不吟味にて、土地を大概に見るゆゑ」(出典:地方凡例録(1794)六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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