荒戸浜(読み)あらとはま

日本歴史地名大系 「荒戸浜」の解説

荒戸浜
あらとはま

[現在地名]志津川町 袖浜そではま沼田ぬまた平磯ひらいそ深田ふかだ平井田ひらいだ蒲の沢かばのさわ平貝ひらがい北の又きたのまた権現ごんげん

志津川村の東に位置し、南は志津川湾に臨む。リアス海岸沿いに袖浜・平磯荒砥あらと権現などの漁業集落が西から東に並ぶ。正保郷帳によると田一七貫五九一文・畑一七貫八一七文、ほかに新田七八三文。小松山の注記がある。「安永風土記」では田一八貫三一九文・畑一九貫九四七文、うち三〇貫七一二文が蔵入地、ほかは給所。人頭一三一人(うち寺一・代数有之百姓一四・寛永一八年竿答百姓三六)・家数一三三(うち水呑二)、男三九四・女三五〇、馬一三〇。船一〇七、うち一は商売舟、一〇五は漁舟、一は通用舟。内訳は五太木舟二(役代二五〇文宛)・小舟二(役代一〇〇文)・小晒舟一(役代五〇文)・さっぱ舟五(役代五〇文宛)・かっこ舟九六(役代五〇文宛)・同一(篦島御用舟、役代なし)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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