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志津川湾 しづがわわん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

志津川湾
しづがわわん

宮城県北東部,太平洋にのぞむリアス海岸の湾。南三陸海岸のほぼ中央に位置する。湾形は矩形で,幅 4km。湾口の船形島から湾奥まで 8km。湾内椿島,竹島,荒島野島など暖地性植物の茂る島や作根 (つくりね) と呼ばれる岩礁がある。特に椿島の暖地性植物群落は,天然記念物に指定。湾が真東を向き,津波の害を受けやすい。湾の北西端に志津川港がある。ウニ,ホヤ,アワビなどの磯物採取とカキやワカメ,ノリなどの養殖業が盛ん。湾内でのタコ漁は漁獲量も多い。南三陸金華山国定公園に属する。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔宮城県〕志津川湾(しづがわわん)


宮城県北東部、本吉(もとよし)郡南三陸(みなみさんりく)町にある湾。歌津(うたつ)崎と神割(かみわり)崎に抱かれる。真東に開いたV字形の湾で、たびたび津波の被害を受けた。湾内には小島や岩礁が多い。ノリの養殖や定置網漁が行われる。南岸寄りに浮かぶ椿(つばき)島の暖地性植物群落は国の天然記念物に指定。2011年(平成23)3月の東北地方太平洋沖地震による津波では大被害を受けた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

志津川湾
しづがわわん

宮城県北東部、南は神割(かみわり)崎、北は歌津(うたつ)崎に抱かれた海湾。典型的なリアス式海岸で、小半島や岬によって多くの内湾に分かれ、湾内には小島や暗礁も多く、三陸復興国立公園(旧、南三陸金華山国定公園)に指定されている。湾の北西隅に志津川漁港があり、沿岸漁業の基地となっているほか、カキ、ノリ、ワカメなどの養殖が盛んで、タコ、ホヤは三陸を代表する特産物となっている。津波の害をしばしば受け、チリ地震津波(1960)のあとは、湾岸に長さ3000メートルの防潮堤が建設された。[境田清隆]

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