荒神山神社(読み)こうじんやまじんじや

日本歴史地名大系 「荒神山神社」の解説

荒神山神社
こうじんやまじんじや

[現在地名]彦根市清崎町

宇曾うそ川左岸の荒神山(二六一・五メートル)山頂に鎮座する。同山一帯(清崎町・日夏町・稲里町にまたがる)に古墳時代後期の群集墳(現在二五基を確認)があり、荒神山古墳群とよばれる。山の北西麓から琵琶湖中にかけては奈良時代、奈良東大寺領覇流へる村があった。

祭神火産霊ほむすび神・奥津日子おくつひこ神・奥津比売おくつひめ神で、瀬織津比せおりつひめ神、速秋津比売はやあきつひめ神・気吹戸主いぶきどぬし神・速佐須良比はやさすらひめ神を配祀境内社に稲荷神社がある。創祀年代は未詳であるが、社伝によると天智天皇の時代、近江国に四ヵ所の祓殿が設けられたことに始まるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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