荒神山遺跡(読み)こうじんやまいせき

日本歴史地名大系 「荒神山遺跡」の解説

荒神山遺跡
こうじんやまいせき

[現在地名]諏訪市湖南 南大熊

小田井沢おたいさわ川の形成した崖錐状の小扇状地扇頂部付近、西側が大熊おおぐま城跡のある舌状台地を背にした、標高約八〇〇メートルの傾斜地にある。縄文中期集落跡としてはあまり広くない特殊な立地条件をもつ。

昭和四八年(一九七三)から三次の調査が実施され、住居跡一一二ヵ所(縄文前期二、中期八五、弥生五、平安一一、中世九)のほか土壙、配石跡、建築跡などが多数遺物とともに検出された。傾斜地の凹地中央部に土壙群が、それを囲繞するように住居跡が並ぶが、中央自動車道建設に伴う限定された範囲内での調査のため、全貌が明確にできず、集落構造究明に至らなかった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む