日本歴史地名大系 「荒高屋村」の解説 荒高屋村あらだかやむら 富山県:砺波市荒高屋村[現在地名]砺波市荒高屋・花島(はなじま)五郎丸(ごろうまる)村・鹿島(かのしま)村の南にあり、南は高屋(たかや)村(現井波町)。西側を宮(みや)川が北西へ流れる。村名について「稿本五鹿屋村史」に、昔高屋村の隣接地を新たに開いたことにより新高屋(あらだかや)と称したが、のちに庄川の大洪水で川筋が変わって当地に乱入し、数日にして荒地となったために荒高屋と改称したというとある。貞享元年(一六八四)の村名由緒書上(加越能文庫)にも、高屋村の定野を新開したことから新高屋村と称したというと記す。また天正一三年(一五八五)の大地震による庄川大洪水後も出水ごとに被害を受け、寛永七年(一六三〇)の庄川大洪水の折には中村(なかむら)川が氾濫し、全村の三分の一が流失したと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by