荼毒(読み)トドク

デジタル大辞泉 「荼毒」の意味・読み・例文・類語

と‐どく【×荼毒】

[名](スル)ニガナの毒の意から》害毒。また、害毒を流すこと。
社会を―するものだと」〈鴎外青年

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「荼毒」の意味・読み・例文・類語

と‐どく【荼毒】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「荼」は苦菜(にがな)、また物事を害するもの )
  2. 苦しめること。しいたげること。また、苦しむこと。苦痛。
    1. [初出の実例]「朕自閔凶、情深荼毒」(出典続日本紀‐天平勝宝八年(756)一二月己酉)
    2. [その他の文献]〔書経‐湯誥〕
  3. 害毒。また、害毒をながすこと。
    1. [初出の実例]「父母之恩。昊天莫報。荼毒之極。豈若喪」(出典:律(718)職制)
    2. [その他の文献]〔詩経‐大雅・桑柔〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android