菅原時保(読み)スガワラ ジホウ

20世紀日本人名事典 「菅原時保」の解説

菅原 時保
スガワラ ジホウ

明治〜昭和期の僧侶(臨済宗)



生年
慶応2年4月2日(1866年)

没年
昭和31(1956)年8月29日

出生地
越後国(現・新潟県)

別名
号=曇萃軒,道号=寿仙

経歴
明治16年群馬県吉祥寺で得度、19年鎌倉円覚寺で学び、20年鎌倉建長寺宗学林に入学。23年神奈川県了義寺通翁の法を嗣ぎ、28年了義寺住職。5年後京都建仁寺の竹田黙雷に参じ37年印可を受け、同年天源院住職。38年臨済宗建長寺派管長に就任、建長寺住職、大教正となった。この間堂塔修理に尽力、鎌倉中学校設立途中、関東大震災に遭い、堂宇唐門などが大破、再度復興に尽くした。著書に「独語心経」「碧巌録私話」「禅海浮沈七十年」「禅に学ぶ」「参禅入門」「金剛経講義」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「菅原時保」の解説

菅原時保 すがわら-じほう

1866-1956 明治-昭和時代の僧。
慶応2年4月2日生まれ。臨済(りんざい)宗。神奈川県了義寺の通翁の法をつぐ。明治37年京都建仁(けんにん)寺で竹田黙雷より印可をうける。翌年建長寺派管長,建長寺住職となり,以後同寺の再興につとめた。昭和31年8月29日死去。90歳。越後(えちご)(新潟県)出身。道号は寿仙。号は曇萃軒。著作に「禅海浮沈七十年」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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