日本大百科全書(ニッポニカ) 「菌類動物」の意味・わかりやすい解説 菌類動物きんるいどうぶつ 菌類好きの動物をいい、とくにキノコをおもな「すみか」とし、食用として生活する昆虫類は数科にわたっている。キノコムシ、オオキノコムシ、エンマムシ、ハネカクシ、ゾウムシなどの科である。そのほか、アザミウマ、ガの幼虫、トビムシ類、ナメクジ類などがある。また、南アメリカのハキリアリや、アフリカから東南アジア、沖縄県石垣島などのシロアリは、植物質を砕いて小球に丸めたりして特別のキノコを栽培し、その菌糸を食用にする。[寺川博典] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例