菖蒲葺く(読み)あやめふく

精選版 日本国語大辞典 「菖蒲葺く」の意味・読み・例文・類語

あやめ【菖蒲】 葺(ふ)

端午節句行事として、五月四日の夜、軒にショウブをさす。邪気を払い火災を防ぐという。古く宮中で行なわれたが、後、武家民間にも伝わった。《季・夏》
山家集(12C後)上「空はれて沼の水嵩(みかさ)を落さずはあやめもふかぬ五月(さつき)なるべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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