落托(読み)らくたく

精選版 日本国語大辞典 「落托」の意味・読み・例文・類語

らく‐たく【落托・落拓】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 志を得ず不遇なこと。おちぶれること。落魄(らくはく・らくたく)落泊落度(らくたく)
    1. [初出の実例]「後居駒籠、落拓以死」(出典五山堂詩話(1807‐16)二)
  3. ( 形動タリ ) 気持が大きく物にこだわらないこと。また、そのさま。落魄。〔北史‐楊素伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例 項目

普及版 字通 「落托」の読み・字形・画数・意味

【落托】らくたく

おちぶれる。磊落(らいらく)。また、落漠。唐・来〔鄂渚除夜、懐を書す〕詩 自ら嗟(なげ)く、托して事無きを 日、春風一年

字通「落」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android