落胤腹(読み)らくいんばら

精選版 日本国語大辞典 「落胤腹」の意味・読み・例文・類語

らくいん‐ばら【落胤腹】

  1. 〘 名詞 〙 落胤として生まれること。正妻以外の身分の低い女性から生まれること。また、その人。らくいばら
    1. [初出の実例]「一の宮は落胤腹(ラクインハラ)、名虎が御女也」(出典源平盛衰記(14C前)三二)

らくい‐ばら【落胤腹・落遺腹】

  1. 〘 名詞 〙 「らくいんばら(落胤腹)」の変化した語。
    1. [初出の実例]「伊賀の国(平氏也)服部の、杉の木と云人の子息、おうたの中と申人、養子にして有しが、京にてらくいばらに子をまうく」(出典:申楽談儀(1430)猿楽の諸座)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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