葬輿嫁入り(読み)ソウヨヨメイリ

デジタル大辞泉 「葬輿嫁入り」の意味・読み・例文・類語

そうよ‐よめいり〔サウヨ‐〕【葬×輿嫁入り】

嫁入りした娘が再び生家に戻らないようにと、婚礼葬礼になぞらえたところから》葬礼の輿こしに乗った嫁入り。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「葬輿嫁入り」の意味・読み・例文・類語

そうよ‐よめいりサウヨ‥【葬輿嫁入】

  1. 〘 名詞 〙 ( 昔、女は嫁入りしたら二度と生家へは戻らないようにと、結婚儀式葬式の儀式になぞらえたところから ) 葬儀の輿(こし)に乗って、嫁入りすること。
    1. [初出の実例]「いえいえ。それで目出たい此の祝言。是がほんの葬よ嫁入り。一代一度の祝言に、婿殿の無紋の上下。首ばかりの嫁御寮に対面せふとは知らなんだ」(出典:浄瑠璃・妹背山婦女庭訓(1771)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android